『ほらいぐど』
ドキドキドキドキ。
私の名前は唯川 愛麻。(ゆいかわ えま)
新しいセーラー服に身をつつみ、
これから始まる中学生活に胸をドキドキさせていた。
しかし、不安もあった。
私がこれから通う中学校は
星小学校と月小学校の2つの小学校からできている学校だった。
小学生6年生の頃、
お互いの小学校の女子の間で文通するのが流行っていた。
友達も月小学校の女子と文通をしていた。
それをみて自分も文通したいと思って、
思いきって手紙を渡してみた。
月小学校の女子は、自分の手紙を受け取ってくれた。
その日から、
自分も月小学校の女子と文通が始まった。
しかし、
渡した手紙の返事は残酷なものだった。
『あんた何人に手紙渡してんの?笑』
『そんなに友達ほしいの?笑』
『みんなあいつから手紙きたって嫌がってたよ笑』
『お前どんだけ人のこと知りたいんだよ笑』
手紙がきたのは
自分が手紙を渡してから1週間くらいたってからだった。
これから楽しく文通ができると思ってうきうきしていた自分にとって、衝撃的な内容だった。
手紙の送り主は、月小学校の女子の間のリーダー格にあたる桜雨(さくら)のグループからだった。
自分は急いで手紙をよんだ。
1回目にしては多い手紙が入っていた。
その手紙には、
なぐり書きで雑に書かれた文字がいっぱいあった。
月小学校で自分が嫌われていること、
自分と同じ同級生も自分のことが嫌いなこと、
すごく鮮明に書いてあった。
自分はしょっくを受けた。
いつも一緒にいた友達が自分のことを嫌いだったなんて。
まだそんなにお互いのことを知らない月小学校のクラスの人に嫌われていたなんて。
でも友達が自分のことを嫌いなわけない。
嫌いだったら一緒にいないもんね。
自分なりに考えて手紙に書かれていたことは嘘だと思い込んだ。
次の日、
学校にいっても自分のまわりには友達がいた。
手紙に書いてあったことは嘘だったんだ。
そう思った。
その日、手紙の返事を書いて、
ままに送ってもらった。
もー1回、この前送られてきた手紙をよんだ。
嘘だと思いたかった。
月小学校の子に手紙を渡した時も、
嫌そうな顔はしてなかった。
友達もいつも一緒にいて笑いあってるし。
でも、
現実は甘くなかった。
その日から自分は
みんなを疑うようになってしまった。
ドキドキドキドキ。
私の名前は唯川 愛麻。(ゆいかわ えま)
新しいセーラー服に身をつつみ、
これから始まる中学生活に胸をドキドキさせていた。
しかし、不安もあった。
私がこれから通う中学校は
星小学校と月小学校の2つの小学校からできている学校だった。
小学生6年生の頃、
お互いの小学校の女子の間で文通するのが流行っていた。
友達も月小学校の女子と文通をしていた。
それをみて自分も文通したいと思って、
思いきって手紙を渡してみた。
月小学校の女子は、自分の手紙を受け取ってくれた。
その日から、
自分も月小学校の女子と文通が始まった。
しかし、
渡した手紙の返事は残酷なものだった。
『あんた何人に手紙渡してんの?笑』
『そんなに友達ほしいの?笑』
『みんなあいつから手紙きたって嫌がってたよ笑』
『お前どんだけ人のこと知りたいんだよ笑』
手紙がきたのは
自分が手紙を渡してから1週間くらいたってからだった。
これから楽しく文通ができると思ってうきうきしていた自分にとって、衝撃的な内容だった。
手紙の送り主は、月小学校の女子の間のリーダー格にあたる桜雨(さくら)のグループからだった。
自分は急いで手紙をよんだ。
1回目にしては多い手紙が入っていた。
その手紙には、
なぐり書きで雑に書かれた文字がいっぱいあった。
月小学校で自分が嫌われていること、
自分と同じ同級生も自分のことが嫌いなこと、
すごく鮮明に書いてあった。
自分はしょっくを受けた。
いつも一緒にいた友達が自分のことを嫌いだったなんて。
まだそんなにお互いのことを知らない月小学校のクラスの人に嫌われていたなんて。
でも友達が自分のことを嫌いなわけない。
嫌いだったら一緒にいないもんね。
自分なりに考えて手紙に書かれていたことは嘘だと思い込んだ。
次の日、
学校にいっても自分のまわりには友達がいた。
手紙に書いてあったことは嘘だったんだ。
そう思った。
その日、手紙の返事を書いて、
ままに送ってもらった。
もー1回、この前送られてきた手紙をよんだ。
嘘だと思いたかった。
月小学校の子に手紙を渡した時も、
嫌そうな顔はしてなかった。
友達もいつも一緒にいて笑いあってるし。
でも、
現実は甘くなかった。
その日から自分は
みんなを疑うようになってしまった。
