修羅は戯れに拳を振るう

「おめぇは間違いなく俺寄りだ」

松岡は上体だけを起こして、龍宇を指差した。

「いつかおめぇは道を踏み外す…自分をだまくらかして生きてる事に、嫌気が差してな…」