「こう考えてはどうだ」
龍娘が口を挟んだ。
「お前の師匠…修羅に存在を知らしめる為にカーニバルに出場するのだ。奴はお前を焚き付ける為に莉々を襲ったと思われる。ならば逆に、お前が奴を誘き出してやるのだ。公衆の面前で闘うお前を見れば、嫌でも奴は誘われる」
「しかし…」
渋る龍宇に。
「お前が動かねば、修羅は何度でも無関係の人間を襲う。奴が修羅道に堕ちてしまっているとすれば、手段を選ばん」
龍娘は言い聞かせる。
「師を探していたのだろう。それは何の為だ?今更人恋しさなどではあるまい。お前も薄々、修羅の異変には気付いていた筈…それを正す為に、お前は師を探していたのではないか?」
龍娘が口を挟んだ。
「お前の師匠…修羅に存在を知らしめる為にカーニバルに出場するのだ。奴はお前を焚き付ける為に莉々を襲ったと思われる。ならば逆に、お前が奴を誘き出してやるのだ。公衆の面前で闘うお前を見れば、嫌でも奴は誘われる」
「しかし…」
渋る龍宇に。
「お前が動かねば、修羅は何度でも無関係の人間を襲う。奴が修羅道に堕ちてしまっているとすれば、手段を選ばん」
龍娘は言い聞かせる。
「師を探していたのだろう。それは何の為だ?今更人恋しさなどではあるまい。お前も薄々、修羅の異変には気付いていた筈…それを正す為に、お前は師を探していたのではないか?」


