よしっ
私は2走目。
柊くんは3走。
しっかり繋げなきゃ!

“位置について…よーい…どん!”

そこからはあっという間だった。
1走目の先輩からバトンが回ってきて
私が受け取って柊くんに渡す。
私が抜かされたぶんは柊くんが取り返してくれて……
あとの先輩方は陸上部の方々だったから余裕で1位だった。

「澄森!!」

あっ柊くん!

「やったな!」

「うん!!柊くんに特訓してもらったからだよ!ありがとう!!」

「いや。おれは別に……。澄森が頑張ったからで」

「おやおやおや??雅也〜〜。照れてるの??かわいいねっ!!」

神崎くんだ

「うるせぇ。」

「まっこっと〜〜!!!かっこよかったよ!」

「りっちゃん!!ありがとう〜〜!!」



そして私たちの団は競技、応援合戦、応援旗の全部で優勝して初の三冠を取ったのでした。