無邪気な姫と気だるげな騎士





「……なんですか、それは。いつもワガママで生意気なアンタが急にしおらしく上目遣いとかなんなんですか。誘ってるんですか?」




次から次へと飛んでくるよくわからない言葉。



誘う?なにを?もしかしてレインはクッキー、一緒に食べたいの?



ママのクッキーは世界一だしね。気持ちはわかるよ。




「レイン、じゃあさ、一緒に外で食べよ?ほら、今日は天気いいし!」




えへへ、と笑って言ってみるとレインの表情がゆがんだ。




「なに言ってらっしゃるんですか。天気いいって日光キツイじゃないですか。眩しいのは嫌いですし第一面倒くさい。」




しかも、僕甘いの嫌いですし。

レインはそう言って机にクッキーを置いてから私の部屋を出て行こうとする。




「レイン、待ってってば!外行きたいの
!おーそーと!!」





駄々こねてみるがレインには伝わらない。