隼「くそっ!何で裏生徒会なんか作ったんだよ!」

隼輝…。そう、誰もが思ってるはずだよ。

磨「…認めたくないけど、裏生徒会がいなけりゃ犯罪は無くならない。」
一「磨奈はあいつらの見方をするの!?」
磨「そんなこと言ってない。ただ、裏生徒会を潰しても正義部だけでやっていけるのかな?正義部に、何ができるんだろう?って思っただけ。」

それに、裏生徒会を潰しても沙羅がスマイルキラーになって犯罪を減らす事にはかわりない。

陽「どうすればいいんだよ…!」
一「櫂なら、どうしてたんだろうな」

櫂…。私達の仲間…。

磨「……私は、沙羅を元に戻すために正義部を作ったの。多分、私と出会う前からこの事を計画してたんだろうね。」

沙羅…。
あなたは、私達を殺すの?
櫂や、今まで処刑してきた人達みたいに。

陽「磨奈、俺達、死ぬのかな?」
磨「そんなこと言わないで!!私達は死なない!!裏生徒会なんか怖くない!!」

私は、自分に言い聞かせるようにして陽に言った。
陽は、涙目でこちらを見てきた。
その姿が、見ていられなくて、私は陽を抱き締めた。

磨「そんなこと、考えちゃだめ。自分の心を強くもって。」
陽「磨奈…ありがとう」

陽は、私の事をそっと抱き締め返してきた。陽の体温で、私の心は少しだけ緩んだ。

一「磨奈、生徒会長は正義部を潰そうとしてんだろ?だったら対策をねらないと」
陽「どうやって?どうやって裏生徒会に勝つの?」
磨「まずは、沙羅以外を潰すか。」

最初は、白井昌人かな。