沙「今から、全校集会を行います。まずは、生徒会長。お願いします」

私は今、副会長なので全校集会の司会をしている。なぜかって?それは、裏生徒会の生徒会長は副会長もしなきゃいけないんだって。だから、やってるの。
あ、話が終わったみたい。

沙「えー、続いて、正義部の方。ステージへどうぞ。」

何を言うつもりだ?正義部。

磨「皆さん!私達正義部は、裏生徒会を潰すためだけに作りました。裏生徒会も私達を潰そうとしています。」

何が言いたいんだ?
私は、マントを被り声を私じゃなくした。
これからは、処刑する時にこれを着るつもりだ。

沙「正義部、何がいいたいのだ?」
磨「あなたは、誰ですか?」
沙「そんなことはどうでもよいのだ。質問に答えよ。」

私の顔が見えないからか、磨奈は顔をしかめた。

磨「今から言うので黙っててください。」

へぇ、怯えないのね。この私を見て、大抵の人は逃げるのに。正義部全員の手を見ると、震えていた。
さすがに気づかなかったらバカでしょ。
私は仮面をつけた。

沙「早く答えよ」
磨「!!」

あははww間抜けな顔。
わかりやすいね、あんたたち。

磨「ですから、皆さん!私達正義部に!協力してください!」

そんなことを言うためにステージに上がったの?
まぁ、いいわ。

沙「お前ら、我の事は知っておるだろう?」
磨「え、えぇ」
隼「知らないわけないじゃないですか。」
一「あの、族や組潰しをしている。」
陽「通称、スマイルキラー」

可西陽がそう言った瞬間、会場がざわめきだした。

沙「よくしっておるな。正義部だからか?」
磨「……。」

そう、私は黒滝組にはいっており族や組潰しをしている。

沙「正義部よ、我の正体が知りたいか?」
一「当たり前じゃないですか!」
沙「いいでしょう。ただし、我の正体を知るということは我を敵に回すということになるが、いいのか?」

私がそう言うと、正義部は黙った。
そりゃそうだ、あのスマイルキラーが仲間になったらどれだけ心強いだろう。
でも、残念ながらスマイルキラーは私、黒滝沙羅なのだ。

沙「どうする?」
磨「教えて、下さい。」
沙「ふっ、そうよね、知りたいものね?あの殺し屋がどんな人か。それが、副会長でも。」

私は、マントと仮面をとった。
すると、会場がざわめき、正義部は皆固まった。

沙「スマイルキラーとしては、はじめましてね。」
磨「何で、沙羅がスマイルキラーなの?」
龍「俺らの家は、黒滝組でね。沙羅は組長で、俺は副組長なんだ。」

龍が隣にきて、笑いながら話した。

隼「なぁ、スマイルキラーさんよ。あんたは裏生徒会の仲間なんだろ?」

スマイルキラーと呼ばれたからさっきの格好をした。

沙「当たり前だろう。我は黒滝組とも同盟をくんでいるからな。」
一「そんなの、俺達に勝ち目ないじゃん!」
陽「どうせ、皆殺されるんだ…。」
磨「皆何言ってるの!?私達が諦めたら、この学校は潰れちゃう!」

磨奈、あなたはバカなのかな?
潰れないように私達が犯罪をなくそうとしてるのに。

沙「磨奈、私が生きてる限り、校内処刑は終わらないよ。」

私は死んでもやるけど。ていうか、死んでもこの世に残れるし。それが私の指名だから。

磨「なら、沙羅を殺すまで…」
沙「磨奈に私が殺せるの?」
磨「っ…」

ほら、黙っちゃった。磨奈は人を殺せないからね。

沙「えー、正義部の皆さん。お話が終わりましたら、ステージからお降りください。」

私が言うと、正義部はステージから降りた。唇を噛み締めながら。
そうして、全校集会は終わった。