私の名前は百井磨奈。正義部部長をしています。
って、そんなことはよくてさ。
何で?何でいないの?
隼「あいつらどこいった?」
沙「ここでーす」
声がした方を見ると、裏生徒会の人達がステージの上にいた。
磨「うそ、一瞬であそこに?」
陽「しんじらんねぇ、」
一「怪物じゃん」
櫂「……。」
そういえば、前に沙羅が何かをやり始めたと言っていた。
まさか、こういうものだったとは。
沙「えー、優磨、連れてきて」
優「はいはい」
出てきたのは、私達に依頼をした男だった。
顔は青ざめており、何やらぶつぶつ呟いている。
磨「やめなさい!裏生徒会!!」
沙「そこ、静かに」
黙るわけないじゃない。沙羅、元に戻ってよ。何でこんな事するのよ!
沙「ただいまから、校内処刑を行います。
罰せられる者は、○○○○○君です。
あなたのおかした犯罪は、母親に対する暴力、薬物です。よって、首斬りの刑にする。」
沙羅は刀を抜き、振り上げた。
櫂「やめろ!」
櫂が突然叫び、走り出した。
磨「櫂!」
隼「櫂!なにする気だ!」
一「帰ってこい!」
陽「櫂ー!!」
正義部が叫んだ。
沙「さようなら、○○○○○君。地獄で会いましょう」
と言って笑いながら沙羅が刀を降り下ろした瞬間。
櫂がそこに飛び込んだ。
ーザシュッ!
磨「か、い、櫂ぃいいいい!!!!」
沙「あーあ、バカな人だね。こんなとこに突っ込むなんて。」
私は、櫂に駆け寄った。
櫂は、腹を斬られ辺りは血の海だった。
断面からは、内蔵や胃、腸が見えていた。
その光景に耐えられなくなり、吐き出す子もいた。私もその一人だ。
磨「ぐぅ」
陽「磨奈!大丈夫!?」
隼「見ない方がいい」
沙「じゃ、改めて。」
ーザシュッ!
ーブシャアアアッ!
沙「あー、やっぱ一回斬るとダメかー」
沙羅は、転がっている首と血で赤く染まっている刀を交互に見ていた。
裏生徒会…よくも櫂を…。
磨「許さない…。あんたたちは絶対に許さない!!」
沙「別に許さなくてもいいわよ。まぁ、一ノ瀬君のは事故だしね。自殺みたいなものよ。」
沙羅は、斬った首を持ってこちらに投げてきた。
ドサッという音をたてて落ちた首は、顔をこちらに向け舌をだし目は光を失っていた。
まるで、地面から首が生えてるような感じで、また吐き気がしてきた。
磨「うぅ」
一「帰ろう、磨奈」
一弥の言葉に私は頷いて、体育館をあとにした。