まぁ、そんなところかな。

沙「さて、集まってるかなー?」

私は体育館の扉を開けた。
すると、目の前に正義部がいた。

沙「何よ」
磨「校内処刑は廃止したはずです。生徒会長。」
沙「あんなの、廃止とは言えないわ。」
昌「一斉送信だったけどねー。」
磨「校内処刑はさせません。あの人は私達が守ります。」

あらー、後悔しても知らないわよ?
私は、腰にさしていた刀をさやごと抜いた。
その瞬間、磨奈の顔が少しひきつった。
怖いでしょ?殺されるかも知れないからね。

沙「どきなさい」
陽「それはできないなぁ、守るって言ったもん」
龍「どけって言ってるだろ?日本語がわかんねぇのか?」
隼「わかるよ、バカじゃないからね。」
昌「じゃあどいてよ」
櫂「無理だ」

あーもう、腹立つなー。
でも、この流れはまずい。こいつらが企んでる事はわかってるし。

沙「龍、昌人。やめなさい。」
優「そうそう、お前らもわかってんだろ?」

私と優磨がそう言うと、二人は黙った。

磨「じゃ、校内処刑は行われないということで。」
正義部全員が瞬きをする瞬間、私達は正義部の前から消えた。