知り合いのいない高校に入学した。
父の仕事の都合で県外に住むことになったから。
いろんな不安がはあるけど悩んでいたら私らしくない。
入学式が終わってクラスに行くと、中学から同じだろう人達でグループができていて輪の中に入ることができない。
頑張って教室に入ろうとしたら男子が目の前にあらわれた
隙間をかいくぐって入ろうとするとその人も同じ方に動いた。
もう1回よけるとその人もまた同じ方に動いた。
イラッとした私はパッとその人の顔を見た
その瞬間、その人に抱きつかれた。
びっくりして思いっきりその人を廊下の方に投げた
前に柔道を習っていたのが役にたってよかったと喜んでいると
そいつが起きあがって
「やっぱり瑠未は強いな」と言った。
なんでこいつ私の名前しってるんだ?だってまだ自己紹介もしてないのに。
「なんで私の名前しってるんですか!?」
「覚えてない?如月亜貴、幼馴染だった」
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忘れるわけないその名前
だって初恋の人の名前だから