窓の外では、セミが暑苦しい鳴き声を発していた。
私と優祐は、図書室の一角で向かい合わせに座り、とある用紙を目の前に頭を抱えていた。
どうしてこんな状況なのかと言うと…
うちのクラスの志望校調査未提出者2名(私と優祐)は、第3希望まで埋まるまで、図書室に缶詰めにされているのです…。
志望校が決まらないと、補習のコースも決まらないから、補習にも出れないってワケ。
「優祐はいいじゃん。サッカー強いトコ書いとけば。推薦で拾ってもらえるよ。」
私はうらやましそうな表情で向かいに座る優祐を見た。
ところが優祐は…
「いや…」
なんか、納得してない表情を浮かべていた。
「??」

