時間よ、止まれ。




「華恵は新井のこと、知らないから、そんなコト…」




確かに新井は、顔とスタイルはいい方だろうけど…



華恵は初めて新井と同じクラスになる訳だし、そのうちアイツのウザさが分かるハズ…





でも目の前の華恵は、妙にニヤニヤしながら私を見ている。




「さおりだって知らないみたいじゃん。新井のサッカー部での活躍を♪」



「…へ?」