時間よ、止まれ。




そんなコトを私が思っているなんて知らない新井は、溜め息混じりにスポーツバッグを持った。




「由歌梨いるからあんまり行きたくないけど、練習はサボれないから行くわ。」




その姿は…

何となくだけど不憫に感じた。




「頑張って!」




普段はイヤミ言って別れるけど…



私は渋々部活に向かう新井を、エールと共に見送った。