俺が考え込んで何も言わないでいると、さおりが不安そうな表情をした。 どうせ悲しませるだけなら、俺の口からちゃんと言わないと…! 「俺…、9月からS県に転校することになった。」 ついに言ってしまった…。 目の前で、さおりの表情がみるみる曇っていくのが分かった。