時間よ、止まれ。




長い階段を上って優祐が重い扉を開けると、そこから明るい光が漏れた。




そこは屋上だった。




雪が降っていること以外は



あの日と…



あの花火大会の日と変わらない、二人きりの屋上。





「さおり。ずっと好きだ。もう離さないから…、俺の彼女になって。」





優祐は私に振り返り、優しい微笑みと共に、最初に告白されたそのままの言葉をくれた。