美奈は、私の驚きと嬉しさを隠せない表情を見て、ニッコリ笑った。 「私は先に行ってるから。場所、分かるよね?」 美奈のバイト先の喫茶店は、一度だけ行ったことがある。 確か…、私が強引に美奈について行ったんだけど。 すごくかわいくておしゃれなお店だったから、よく覚えている。 「うん、覚えてるよ!のんびり行くね♪」 「うん、待ってる。」 私達は笑い合いながら約束を交わした。 まさかこれが悲しい誕生日の序章なんて…、 誰も知るはずもなく。