時間よ、止まれ。




この美奈のハッキリした意見に、たくさん助けられている。




私は、こんなにハッキリバッサリと言えないから…。





優祐には憎まれ口でも何でも言えたけど、他の男子となると、どう言ったらいいか分からない。




一度はちゃんと断ったのに…




それだけじゃ、
ダメなの…?





「私があいつに言うのは簡単だけど、さおりが直接言わなきゃ、意味ないからね。…まあ、マイペースで考えなよ。」




私が色々考え込んでいるのを読み取ったのか、美奈は穏やかな表情に戻って立ち上がった。




「ありがとう…。」




私が美奈にそう言うと、美奈は軽く手を振りながら、自分の席へと向かっていった。