時間よ、止まれ。




遠慮がちに言った私の言葉をさえぎるように、中原くんはためらいもない笑顔を見せて言った。




「俺はいいよ。野球部のダチに入れてもらうから。…あ!山岡が来た!あいつと帰るから!じゃあな♪」




偶然なのか、
必然だったのか…




タイミング良くげた箱に現れた山岡くんらしき男子を見つけた中原くんは、強引に私にその黒い傘を持たせた。




そしてそのまま、中原くんは山岡くんらしき男子のところに駆けていった。





「え…、中原くん!?」





もちろん、中原くんが私の呼びかけに振り向くことはなかった…。





なんか…

傘を使わざるを得ない感じじゃん。