時間よ、止まれ。







しばらく二人で手をつないで歩いた。




すると…


何となく見たことがある景色が見えた。




あれ…?
ここって確か…


優祐の家の近所?





そして優祐は、学校と思われる大きな建物の門の前で止まった。




「俺んちの近くの、廃校になった小学校。俺も小4まで通ってた。」




もしかして…

ココが、花火の見える場所!?




「入って、大丈夫なの?」



「おう。去年も大丈夫だったし。」




優祐は妙に得意気になって、大きな校舎を眺めた。




「去年も忍び込んだの!?」



「小学校の時からのダチとな。男二人だったから、ムードも何もなかったけどな。」




そう言って優祐は、閉ざされた校門を楽々登って、向こう側に着地した。