「…さおり?どうした?」 「…へ?」 我に返って優祐を見ると… 私の横に座った優祐は、数学の参考書を開いて問題にかかろうとしていた。 「…あ。」 そうでした。 私、優祐の家に勉強しに来たんだった…。 「さおり、ここ分かんないって、さっき言ってたろ?」 優祐はいつも通り微笑みながら私に問いかけた。 「う…、うんうん!そうなのっ!!」