「みんな揃ったみたいだし、行こっか!」
……どうしよ…
よりによって、藍斗くんのとなり歩くなんて…
「悠月? 具合悪い?」
「え!? げ、元気だよ!?」
「…ならいいけど」
…危ない
このままじゃバレちゃう…!
「わー!!海だぁー!!」
「翔太はしゃぎ過ぎ」
「だって、海だよ!」
「綺麗…!」
「夕方散歩しに来よ」
「うん」
「……」
「悠月ー…」
「悠月?」
「…あ、ごめんっ なに??」
「さっきから、なんでボーっとしてんの?」
「え?あ、暑いからかな…?」
「ほんとだ 顔赤い」
ぴとっ
「〜〜〜!?!?//////」
なんでほっぺた触るの…!?
「やっぱ今日変だって…
なんかあった?」
「何もないってば……」
「じゃ、後でジュース買いに行こ?
暑いし…ね?」
「…うんっ」
それからも、あたしの調子は狂ったまんま。
どーしよ…あたし。
