藍斗side



それからというもの、悠月はお昼を

一緒に食べなくなった。


話しかけても、無視はされないけど

視線は合わないし 嫌そうな顔される。


弁当も、もってきてくれなくなった。


クラスが違う分、余計に接点がなくなった。




「…もう…駄目だ…」


「なに 諦めてんの 男らしくない」

「…めっちゃ避けられてるんだよ」


「でも、悠月 嫌いとは言ってないよ?」


「嫌ってぐらい、近づいたらいいじゃん」


「本当に嫌なら、人間嫌って言うだろうしな」


「…そーかな」


「まずは、自分の気持ちちゃんと伝えてくれば?」


「だよな」