「...なぁ、悠月」
「な、なに...?」
「...俺...めっちゃ妬いてんだけど」
「は...はい...?///」
藍斗くん、何を言って...
「...ずっと植田といただろ
抱きしめられてたし」
「そ、それは...//」
や、やばい展開...?!
藍斗くんは、あたしの耳元で
こう呟いた
「...俺以外の男に 触れんなよ──...」
「//////」
......って、藍斗くんも照れてるし...
ちょっと、可愛い...
「こっち見んなよ...///」
そう言って手の甲で口元を隠した藍斗くん。
うーん...可愛い...
「...まぁ、俺が悪いんだけどさ
でも、もうこれ以上は
俺だけ見てよ?」
「...うんっ!」
春の暖かい風が吹いて
満開の桜の木から
桜の花びらがはらはらと落ちた
まだ高い位置にある太陽が
2人の笑顔を照らしていて
2人の笑顔はいつにもまして
きらきら輝いてた