「ね、いいでしょ?
彼女さんの許可得たし♪」


「……」


「あたし、今日は姫乃ちゃんたちと
帰るからっ」


「……わかったよ」


「やった~♪」



俺が、しぶしぶ胡桃と帰ろうとしてた時




「七瀬さん!」

「はい?」

「今日、一緒に帰れないかな
宮渕とは帰らないんでしょ?」

「あ…うんっ大丈夫だよ」



悠月が 俺以外の男に誘われてた


多分、俺は嫉妬したんだと思う

悠月のことが本当に好きなんだと

改めて思った──