時間は穏やかに過ぎ
始業式でもある今日は
午後1時間の授業で学校は終わった



「悠月いる?」


とりあえず、悠月を呼ぶために
名前も知らない子に話しかけた


「あ、王子だー♪
悠月ちゃんいるよ!」


王子って……

俺のことみんな王子で覚えてんのかよ…

何が王子なんだか…

涼の方が断然イケメンだと思うんだけどな



そうこう考えてるうちに、
悠月が俺のところに駆け寄ってきた


「悠月、帰ろ」


「あっ、う「藍斗〜っ!!」