「こっち」
「……わ…綺麗……!!」
そこに広がってるのは
クリスマスの夜の綺麗な夜景
藍斗くんは、これが見せたかったのか…
「ここ、この町の夜景が
一番綺麗に見えるんだよ」
「うん、すっごい綺麗」
カサッ
あたしが、夜景に見とれてたら
藍斗くんの腕が後ろから伸びてきて
「…あ…藍斗くん?」
「動かないで」
首元には、ハートの形をした
可愛いネックレスが付いてた
「え…何これ……可愛い…」
「何って…クリスマスプレゼント」
「いいの…?」
「うん」
「ありがと……っ」
こんな素敵なプレゼント……
貰ってもいいのかな…
……ぎゅ…
