花のころ


頭から水をかぶる彼の姿を横目に、先に水道を抜けた。



少しの時間だったけど、嬉しくて



緩む口元に気を付けながら、教室へ向かう。



けど、水道からいくらも離れないうちに、後ろから呼ばれた。



まさかとは思ったけど、声は覚えてる。



振り返った先には彼。



頭にタオルをかぶったままで、こっちに歩いてくる。