――え・・・。

下を向くと、銀色に鈍く光る刄と茶色の柄が、腹から生えている。

それはまるで現実味がなく、痛みもない。

「ユ・・・カ・・・」

彼女の名前を呼ぶと、痛みと罪悪感と暗闇に飲まれていく。

そうして、意識が途切れた。