「か…ずの、バカ……っ」 そう言いながら、嗚咽を抑えて泣く彼女。 散々悪態をつきながらも、和也の名前は愛おしそうに呼ぶ。 ……本当、バカな女。 こんなにボロボロになってるくせに、なんでそんなに優しく呼ぶんだよ。 なんで、そこまでして好きな男の恋を応援できるんだ。 わざわざ仲介役なんて損な役回りして、信頼され過ぎたおかげで和也にあんな無責任なことを言われたってのに。