だから、俺の彼女になってよ。



***



────ガチャ。


学校中を探し回って、最後に訪れたのは屋上だった。


どこにもいないとなると、あとはもうここしかない。




知っている人は少ないが、この屋上の鍵は基本開いている。けれど入学当初に先生に封鎖されてると聞かされるがために、実際に足を運んだ生徒しか開いてる事実を知らないんだ。


俺もたまたまこの場所を見つけて、よく1人になりたいときに使っている。





錆びついた扉を開けて、ひとまず辺りを見回す……ほどもなく、そこに小さな影がひとつ見えた。




……あぁ、やっと見つけた。




そこにいた彼女は小さくうずくまっていて、やっぱり泣いてはいなかった。