『俺がお前の味方になってやる』
あぁ言った言葉に、嘘はなかった。
今のあいつの事情を知った上で、話を聞いてやれる相手なんて、俺くらいだろう。
『ちーとーせー!俺、好きな子できた!』
『うるせぇ。どーせあのミオって子だろ?』
『は?澪?違う違う。同じクラスの女の子だよ』
ある日突然、部活中にも関わらず、和也から好きな女ができたと報告を受けた。
それまで俺はずっと、和也が好きなのはよく話に聞く親友の "ミオ" って女だと思っていたから、正直驚いたのを覚えてる。
試しに名前を聞いてみると、確かにそれは見知らぬ女の名前だった。



