「葉山ー。悪いけど用具室から金槌と釘持ってきてくんない?ここにあるだけじゃ足りなくてよー」

「んー。わかったよー」



放課後になって、私はクラスの男子に仕事を頼まれた。




和と香織は部活に行っていてもういない。


他の部活動生徒もみんなそっちの方に行ってしまって、クラスの半分くらいの人数になってしまった。



必然的に、看板作りが終わって暇な私にその仕事が回ってくるわけで。