「あー…どうしよ…」




部活が終わって数分。


私は今、玄関で頭を悩ませていた。





理由は、今私が待っている人、千歳くん。


自覚してしまった直後に2人で帰るとか…、私にとってはちょっとどころじゃなくハードル高い。



それでも、嬉しいと思っている自分がいるのは確かなわけで。



早く来てほしい思いと、来てほしくない思いで私の頭は葛藤中だった。