( 澪南 side )





あの遊園地デートをしてから、数日経ったある日のこと。





「え?マネージャー?」

「そう!」



香織から、突然とある話が上がった。





なんでも、男子バスケ部のマネージャーをやってみたいらしい。


前のマネージャーが辞めてしまったために人手が足りなくて困ってるそうだ。




「で、香織がそのマネージャーをね……」

「うん、挑戦してみようと思って」

「で、私についてきて欲しいと?」

「1人じゃ不安で……」

「……はぁ」



その香織からのお願いに、私の口からはため息しか出なかった。