だから、俺の彼女になってよ。





「待った?……って言っても待ち合わせの10時には間に合ってるけどな」


なんて悪びれもなく言いながら、その人……黒川くんは、私の前にやって来る。




「じゃあ、行こうか」


目の前の男たちなんて眼中にないかのようにスルーして、黒川くんは私の手を握った。



「えっ、ちょ……」

「ほら、時間ないから早く」


そしてそのまま私を引っ張り出して、その場から連れ去ってくれた。