どうしようかと、悩んでいたとき。
『絶対に1人で我慢するな』
ふと、彼の言葉が頭に浮かんだ。
……黒川、くん。
何故か、彼ならそばいてくれそうな気がして。
「あれ?君、確か……葉山さん、だっけ。このクラスに何か用?」
気が付けば、彼のいる2組の教室の前にまで来てしまっていた。
「や、あ、えーっと……」
突然の行動に私自身も驚いて、クラスの人に声をかけられても、どう言えばいいのかがわからない。
ど、どうしよう……。
そう戸惑っていると、不意に肩を誰かに抱き寄せられた。
「悪りぃ。こいつの用事、俺だわ」
そしてその人の顔を見上げると、そこにいたのは、私が頼りたかった彼、黒川くん。



