そして国王の就任パーティーにはたくさんの貴族達が招待され、そこにはもちろんロイドを含むナトリー家も招待されていた。
パーティーに参加したロイドだが、最後にフォルスに会ったのが4年前だ。
ケインズ家の期待を背負い、ついに国王にまでなったフォルスと、名家の姓を受け継ぎ成功したはずだが、あまり話題にも出されない日陰者のロイド。
パーティーでの扱いの差も歴然だった。
だがその劣等感を煽っている自覚のないフォルスだけがロイドの肩を叩いた。
「久しぶりだね、ロイド。結婚式以来じゃないか?」
「…あぁ、久しぶりだね、フォルス。そして国王就任おめでとう。」
「いやぁ、まさか僕がこんな大層な地位に推薦されるなんて思ってもみなかったよ。今まで通り魔法に集中していればいいってわけでもないから、仕事が増えて大変そうだよ。」
「…本当にフォルスは魔法が好きだったからね。城での暮らしはどうだ?」
その問いかけにフォルスは少し黙った後、言葉を続けた。
「屋敷より広くて落ち着かないよ。城が広いせいで家族の部屋も離れてるし…。あのさ、ロイド。血を分けた兄弟の君になら信用してお願い出来ることなんだけど、僕の1番近い場所で相談役になってくれないか?」
ロイドは意外なフォルスの提案に目を丸くした。
「ほら、家族だから気を遣わずに意見もしてもらえるし、何かあった時に頼れるのも兄弟である強みだよ。」
ロイドにとっては願ってもみない提案だった。
ナトリー家の地位も王家の次に並ぶほど上がるのだ。
「フォルスがそう言うなら…一度相談してからまた返事をしてもいいか?」
「あぁ、もちろん!」
そして数週間後、ナトリー家も側近としてケインズ家に1番近い階級を貰い、夫婦子供4人で城に移り住んだ。
城での仕事も退屈ではあるが、何不自由なく宮廷で暮らせているのはフォルスのお陰でもあった。
だがどこまでいってもフォルスの方が上であり、彼が国王になった事で一生埋める事のできない差をまざまざと見せつけられた。
パーティーに参加したロイドだが、最後にフォルスに会ったのが4年前だ。
ケインズ家の期待を背負い、ついに国王にまでなったフォルスと、名家の姓を受け継ぎ成功したはずだが、あまり話題にも出されない日陰者のロイド。
パーティーでの扱いの差も歴然だった。
だがその劣等感を煽っている自覚のないフォルスだけがロイドの肩を叩いた。
「久しぶりだね、ロイド。結婚式以来じゃないか?」
「…あぁ、久しぶりだね、フォルス。そして国王就任おめでとう。」
「いやぁ、まさか僕がこんな大層な地位に推薦されるなんて思ってもみなかったよ。今まで通り魔法に集中していればいいってわけでもないから、仕事が増えて大変そうだよ。」
「…本当にフォルスは魔法が好きだったからね。城での暮らしはどうだ?」
その問いかけにフォルスは少し黙った後、言葉を続けた。
「屋敷より広くて落ち着かないよ。城が広いせいで家族の部屋も離れてるし…。あのさ、ロイド。血を分けた兄弟の君になら信用してお願い出来ることなんだけど、僕の1番近い場所で相談役になってくれないか?」
ロイドは意外なフォルスの提案に目を丸くした。
「ほら、家族だから気を遣わずに意見もしてもらえるし、何かあった時に頼れるのも兄弟である強みだよ。」
ロイドにとっては願ってもみない提案だった。
ナトリー家の地位も王家の次に並ぶほど上がるのだ。
「フォルスがそう言うなら…一度相談してからまた返事をしてもいいか?」
「あぁ、もちろん!」
そして数週間後、ナトリー家も側近としてケインズ家に1番近い階級を貰い、夫婦子供4人で城に移り住んだ。
城での仕事も退屈ではあるが、何不自由なく宮廷で暮らせているのはフォルスのお陰でもあった。
だがどこまでいってもフォルスの方が上であり、彼が国王になった事で一生埋める事のできない差をまざまざと見せつけられた。

