ほんまの素顔

――翔side――

今日莉來ちゃんに会いに行った。

せやけど莉來ちゃんは、バイト先にはおらんかった。

そんな時、斗真からの電話。

「翔?蓮となんかあったん?」

斗真は凄い。

口にしなくても悩んでいる、喧嘩しているそんなことがすぐにわかる。

斗真に、全て話した。

莉來ちゃんのこと、蓮のことも。

莉來ちゃんが好きっていう事も…。

「翔…。翔は、ほんまはわかってるんとちゃう?」

「え…?」

斗真の言葉に驚いた。

「翔は優しいからな」

そう言って、斗真は電話を切った。

そ、か…俺の中ではもう答えは出てたんや。

蓮を呼び出し待ち合わせ場所で待っていると、



__ポタッ



頬に雫が落ちてきた。

「…雨?」

次第に雨は強くなる。

「アハハハ…」

こんな雨の中1人で涙流す男なんて…

「…ださっ」