好きだった。
でも淳一は兄なのだ。
母が結婚した相手の連れ子。
それだけなら良かった。
母は元カレとよりをもどしたのだ。
だから……
淳一は母が産んだ子供かも知れないのだ。
でもそんなこと、母に聞ける訳がない。
子供の頃、詩織の前では両親は仲良しだった。
仕事のために朝早くから出掛けなくてはいけない母を父はサポートしてくれていたのだ。
母は朝の情報番組でアナウンサーをしていた。
そのために保育園に送ってくれていたのだ。
だから子供だった直美でさえ父親の顔を覚えていたのだ。
学校や地域の行事も積極的に参加して楽しませてくれた。
和気藹々とした本当に穏やかな暮らしだったのだ。
だから何故離婚したのか解らないのだ。
母がカルフォルニアへ出張させられた時、詩織の面倒をみてくれた父。
もう叶わないと知りながら、よりを戻してほしいと思っていたのだった。
何故カルフォルニアで再会したのだろう?
何故結婚してしまったのだろう?
詩織は本当はまだ納得出来ないでいた。
「校長先生教えてください。どうしたら、新しいクラブを作ることが出来るのですか?」
二学期早々、一応校長先生にお伺いをたてる。
それが常識だと思っていたからだった。
その結果、同好会から始まり内容次第でクラブとして認められることが解った。
「工藤、とりあえずみんなに声だけは掛けておいた方がいいぞ」
「そうですよね。まず帰宅部からアタックしてみます」
詩織の言った帰宅部とは、部活動を何もしていない生徒のことだ。
何かに入りたくても松宮高校には魅力的な部がなかったのだ。
だから、そのきっかけになればいいと思っていたのだった。
そして……
いよいよその文化部の発足の日になっていた。
新文化部は予定通り俳句同好会となった。
目的だった五人は軽くを超えたけど、まだ部にするのは早いと判断されたからだった。
それでも内容次第ではすぐにでも俳句部にしてくれるそうだ。
詩織の努力が身を結んだ証拠だった。
顧問は当然のように淳一があたることになった。
実はこの淳一がかなりのイケメンで、女性徒のハートを鷲掴みしていたのだ。
だから、入会希望者が続出したのだ。
これは計算外だった。
詩織は同好会の活動最中に嫉妬に狂うかも知れないのだ。
詩織は知らぬ間に、淳一を深く愛してしまったのだった。
でも淳一は兄なのだ。
母が結婚した相手の連れ子。
それだけなら良かった。
母は元カレとよりをもどしたのだ。
だから……
淳一は母が産んだ子供かも知れないのだ。
でもそんなこと、母に聞ける訳がない。
子供の頃、詩織の前では両親は仲良しだった。
仕事のために朝早くから出掛けなくてはいけない母を父はサポートしてくれていたのだ。
母は朝の情報番組でアナウンサーをしていた。
そのために保育園に送ってくれていたのだ。
だから子供だった直美でさえ父親の顔を覚えていたのだ。
学校や地域の行事も積極的に参加して楽しませてくれた。
和気藹々とした本当に穏やかな暮らしだったのだ。
だから何故離婚したのか解らないのだ。
母がカルフォルニアへ出張させられた時、詩織の面倒をみてくれた父。
もう叶わないと知りながら、よりを戻してほしいと思っていたのだった。
何故カルフォルニアで再会したのだろう?
何故結婚してしまったのだろう?
詩織は本当はまだ納得出来ないでいた。
「校長先生教えてください。どうしたら、新しいクラブを作ることが出来るのですか?」
二学期早々、一応校長先生にお伺いをたてる。
それが常識だと思っていたからだった。
その結果、同好会から始まり内容次第でクラブとして認められることが解った。
「工藤、とりあえずみんなに声だけは掛けておいた方がいいぞ」
「そうですよね。まず帰宅部からアタックしてみます」
詩織の言った帰宅部とは、部活動を何もしていない生徒のことだ。
何かに入りたくても松宮高校には魅力的な部がなかったのだ。
だから、そのきっかけになればいいと思っていたのだった。
そして……
いよいよその文化部の発足の日になっていた。
新文化部は予定通り俳句同好会となった。
目的だった五人は軽くを超えたけど、まだ部にするのは早いと判断されたからだった。
それでも内容次第ではすぐにでも俳句部にしてくれるそうだ。
詩織の努力が身を結んだ証拠だった。
顧問は当然のように淳一があたることになった。
実はこの淳一がかなりのイケメンで、女性徒のハートを鷲掴みしていたのだ。
だから、入会希望者が続出したのだ。
これは計算外だった。
詩織は同好会の活動最中に嫉妬に狂うかも知れないのだ。
詩織は知らぬ間に、淳一を深く愛してしまったのだった。


