放課後。
授業の後片付けもそこそこに、何時もより早くグランドに向かう直樹と大。
それを見つけ、こっそり後をつける秀樹。
(こりゃ何かあるな)
秀樹の脳裏に直樹の告白が浮かんでいた。
(確か『大の奴、美紀に恋したんだって』って言ってたな)
そんなことを考えながら、物影からずっと二人を見ていた秀樹だった。
「何だって!」
突然大声を出す大。
(ほら、始まった。やっぱりそうか。あれっ、何で大の奴怒ってるんだ?)
昨日正樹から美紀が本当の妹ではないことを打ち明けられた。
そのことで秀樹は美紀を意識し始めていたのだ。
(直樹は何て言ったのだろう? もしかしたら?)
ことの重大さを感じ慌てて駆けつける秀樹。
でも、途中で余裕をみせることにした。
覗き見ていたなんて気付かれたくない一心だった。
突然現れた秀樹の姿見て直樹は大の口を慌てて塞いだ。
「秀、聞いてくれ、こいつひどいんだ!」
でも大は直樹の手を振り払いながら叫んでいた。
直樹が大の口を塞いだのにはわけがあった。
秀樹には聞かせたくなかったのだ。
だから秀樹の出現に焦ったのだ。
美紀が好きだと言うことをとうとう大に打ち明けてしまった直樹。
いずれはバレると解っていた。
でもこんなに早いとは……
直樹は戸惑っていた。
「こいつ、美紀ちゃんのこと好きになったって言うんだよ」
大がわめきちらしている。
直樹は俯いたままじっとしていた。
(兄貴だけには知られたくなっかった)
直樹は意気消沈していた。
大に打ち明けてしまったことを後悔して項垂れるしかなかったのだ。
まともに秀樹を見られるはずがなかった。
「いいじゃないか。何も問題ない」
秀樹の言葉に驚いて直樹は思わず顔を上げた。
「あるよ! お前ら兄弟じゃないか」
大は秀樹に詰め寄った。
「実は昨日、美紀が兄弟じゃないと分かったんだ。そこで俺も宣言する。俺も美紀のことが好きだ!」
「何ー!」
秀樹に詰め寄る直樹と大。
それは、兄弟&親友同士の恋のバトルの始まりを告げるゴングだった。
弟の直樹と親友の大にライバル宣言した秀樹。
してやったりと思う反面、秀樹は動揺していた。
本当に美紀が大好きなことに気付いたからだった。
それは遂にトリプルトラブルの第一幕が開演した合図だったのだ。
授業の後片付けもそこそこに、何時もより早くグランドに向かう直樹と大。
それを見つけ、こっそり後をつける秀樹。
(こりゃ何かあるな)
秀樹の脳裏に直樹の告白が浮かんでいた。
(確か『大の奴、美紀に恋したんだって』って言ってたな)
そんなことを考えながら、物影からずっと二人を見ていた秀樹だった。
「何だって!」
突然大声を出す大。
(ほら、始まった。やっぱりそうか。あれっ、何で大の奴怒ってるんだ?)
昨日正樹から美紀が本当の妹ではないことを打ち明けられた。
そのことで秀樹は美紀を意識し始めていたのだ。
(直樹は何て言ったのだろう? もしかしたら?)
ことの重大さを感じ慌てて駆けつける秀樹。
でも、途中で余裕をみせることにした。
覗き見ていたなんて気付かれたくない一心だった。
突然現れた秀樹の姿見て直樹は大の口を慌てて塞いだ。
「秀、聞いてくれ、こいつひどいんだ!」
でも大は直樹の手を振り払いながら叫んでいた。
直樹が大の口を塞いだのにはわけがあった。
秀樹には聞かせたくなかったのだ。
だから秀樹の出現に焦ったのだ。
美紀が好きだと言うことをとうとう大に打ち明けてしまった直樹。
いずれはバレると解っていた。
でもこんなに早いとは……
直樹は戸惑っていた。
「こいつ、美紀ちゃんのこと好きになったって言うんだよ」
大がわめきちらしている。
直樹は俯いたままじっとしていた。
(兄貴だけには知られたくなっかった)
直樹は意気消沈していた。
大に打ち明けてしまったことを後悔して項垂れるしかなかったのだ。
まともに秀樹を見られるはずがなかった。
「いいじゃないか。何も問題ない」
秀樹の言葉に驚いて直樹は思わず顔を上げた。
「あるよ! お前ら兄弟じゃないか」
大は秀樹に詰め寄った。
「実は昨日、美紀が兄弟じゃないと分かったんだ。そこで俺も宣言する。俺も美紀のことが好きだ!」
「何ー!」
秀樹に詰め寄る直樹と大。
それは、兄弟&親友同士の恋のバトルの始まりを告げるゴングだった。
弟の直樹と親友の大にライバル宣言した秀樹。
してやったりと思う反面、秀樹は動揺していた。
本当に美紀が大好きなことに気付いたからだった。
それは遂にトリプルトラブルの第一幕が開演した合図だったのだ。


