叶ったはずの恋。






月明かりに照らされた指輪はきっと、
この世のどんなものより輝いている。


今、桐ちゃんの隣にいるあたしはきっと、
この世で誰よりも幸せだ。




『必ず、幸せになろうな

ってか俺が、幸せにしてやるから』


桐ちゃんってこんな恥ずかしいセリフ、サラッと言える人だったっけ?



『あのなぁ…俺だって4年も経てば成長するの

バカにすんなよ~』


え?どうして?

あたし、今何にも言ってないよね??


『だから、俺も成長したの

お前だけが成長してるワケじゃねぇんだから』


あれだけ鈍感だった桐ちゃんは本当に成長したらしい。



『夏希?俺のこと信じろ

信じて着いて来い


絶対に、幸せにするから』


桐ちゃんの腕があたしの肩に回った。


「イヤだね、着いていかない

だってあたしは、桐ちゃんの横にいたいから。


いつも桐ちゃんの横で笑ってたいから」


そうだな、と笑った桐ちゃん


どうか、この幸せが




ずっと




ずっと




ずっと










続きますように










【END】


→あとがき