叶ったはずの恋。








【1年後】



「留年間逃れた~!!」


幸せそうにあたしの隣ではしゃぐ陽菜



「いや、普通に講義出たら留年とかしないからね」

相変わらず、あたしはツッコミで。
たまには誰かあたしの代わりに可哀想な陽菜にツッコんでほしいものだ。



「だって、仁さんに逢うためには学校休まなきゃダメじゃん??」

陽菜と兄貴は1年経った今でもラブラブで。
一緒にいるとこっちが恥ずかしくなる。

それくらい、仲がいいんだ。



「だったら逢いに行かなければいいでしょ?」


はぁ~と、溜め息をつく。

多分陽菜はあたしよりも頻繁に兄貴に逢っている。


ま、仲がいいことは悪いことじゃないからいいんだけど。




「でも~仁さんのこと、大好きなんだもん!!」


そんな陽菜にあたしはまたもやツッコみを入れようとした。


でも、




『昼間っからノロケてんじゃねぇーよ』