。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 翔真が牢に入って30分後。 カツン…カツン…カツン 牢に響く、靴音。 (誰だ…?) 時雨、要、令などの顔が頭に浮かんだが、一番最初に浮かんだのは…紫月だった。 (あんな裏切られ方したのに…俺もバカだよな…) 次第に靴音は大きくなっていき、翔真の牢の前でピタリと止まった。 「よっ。にーちゃん」 「アンタはさっきの…」 そこにいたのは、さっき助けてくれた梅橋だった。