SWORD HEART  ~一瞬を生きる剣~


そんな梅橋を冷たい目で見て、ため息をつく令。


「…紫月。その男を地下牢に入れておけ」


「…御意」


ついて来い…と翔真を連れて、部屋から出る。


「ふぅ…相変わらずだねぇ…」


梅橋の独り言は、紫月には聞こえなかった。