「いや、私たちだって人間だ。…正確には、特別な力を持つ人間だがな」
一度食べるのをやめ、下を見つめて言った紫月。
その目には、悲しみの色も入っているようにみえる。
「なんか…わりぃな。人間じゃないみたいに言って…」
「構わん。慣れた」
そう言いつつも、空気が少し重くなる。
「んで、これからどうするんすか?頭」
空気を読んだのか、要が話を変える。
「まだ“玄”からの連絡は無いっすけど。…いつまでも平和ってわけじゃあないでしょ」
「“玄”ってチームの?」
翔真の質問に、時雨が答える。
「」
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