「なんだか…妙な圧力がある人だな…」 なんとも言えない…近寄りがたいような圧力を翔真は感じた。 「それが、強い霊気を持つ人ってことだ。あの人は黒鷹衆の中でもトップクラスの霊気の持ち主だからな」 要は、遠い目で泰羅木が出て行った門の方をみる。 「あの感じが…強い霊気か」 「まぁ、しばらくこっちにいれば、そのうち分かるだろ。強者と弱者の違いくらい」 「そうですね。…さぁ、屋敷に入りましょう」