「あの刀…」 「頭のソード“青龍”です。黒鷹衆の中でも最も強く、美しい刀として有名なんですよ」 「青龍…」 光に包まれた紫月は、凛としていた。 見惚てしまうほどに…。 「何をボーッと突っ立っている。さっさとせんか」 「ん、あ、あぁ…」 言われたままに、庭に降りる翔真。