SWORD HEART  ~一瞬を生きる剣~



「えっ!?コイツがチームのトップなのか!?」


「何か文句でもあるか?」


ギロッと恐ろしい目で翔真を睨む紫月。


「いや。ありません。何も」


(コイツ…本当に残念な奴だよな…)


女らしくしてれば、絶対にモテるはずなのに、と思う翔真。


これを考えるのは、何回目だろうか。


「翔真」

まっすぐと翔真をみて、名前を呼ぶ紫月。


「ん?なんだよ、改まって」