「大丈夫なのかよ…もう動いて」 「あぁ。このくらいで仕事は放棄できんからな」 「無茶言わないでくださいよ…。奏(かなで)さんだって、2、3日は絶対安静って言ってたっすよね?頭」 紫月を支えている銀髪の(不良っぽい)青年が、呆れた目で紫月を見る。 「アイツは過保護すぎなんだ」 「俺が後で怒られるんですよ…」 ハァとため息をつき、目を逸らす不良。