「黒鷹衆?」 「はい。私も、頭…紫月殿も黒鷹衆の一員です。私達は霊気を“ソード”というものに託して戦います。私の場合は…」 時雨が目を閉じ、印を結ぶ。 「覚醒せよ…血肉を分けし双の魂…身心削りて我に示せ…ソード、蝉時雨!!」 キィィィン… 手が黄緑色の光に包まれ、出てきたのは一本の刀だった。 「これが、私のソードです」 「へぇー…すっげぇ…」 「私は、刀剣のソードですが、他にも色々な種類のソードがありますよ」 時雨は刀を自分の横に置いた。